日本ペストロジー学会若手談話会のパネリストとして呼んでいただき、「学会発表もビジネスの糧」というタイトルで、研究者にとってのプレゼンテーションとは?というテーマでお話をさせていただきました。
場所は愛媛県松山です。
路面電車で会場まで行くところがなんとも味がありますねえ。
(料金の支払い方間違えて手間取りましたが・・・笑)
まあ、時期が時期だけに街中「坂の上の雲」だらけです!
それはさておき、日本ペストロジー学会とは、食品産業や医療機関などにおける害虫駆除などの分野を研究している学会です。
私は主に殺菌や消毒などの微生物コントロールの仕事をしていますから、同じ業界で少し異なる分野を扱っている世界。
ただ、もともとが昆虫を材料に研究していた私からすれば、コチラの方がなじむ(笑)。
実際におどろいたのが、私の恩師に論文を査読してもらったという方や、私の学生時代の先輩と懇意の方がおられました!
一番驚いたのが、私の学生時代の論文(といっても学術誌ではないですが)を読んでくださっていた方がいたこと(驚!!)
これはうれしいやら、はずかしいやら・・・
しかし、会場のひめぎんホールのサブホールはでかっ!
1000人収容可能だそうです。
そこで3人のパネリストのトップバッターでお話をさせていただきました。
今回のテーマは私の原点でもあり、深く興味を持っていたことです。
私自身、大学で研究をしていたころに、はじめてプレゼンテーションというものを強く意識しました。
恩師である、大阪府立大学教授の谷田一三先生にそれはそれは徹底的に基礎を叩き込まれました!
それが今の私の原点なんです。
「客を呼べるタイトルをつけんかい!」
そんな教授はなかなかいない(笑)。
でもおかげでビジネスセンスも身についたと思います。
かつ仕事で様々な学会に参加してきた中で、研究者にとって、発表、プレゼンのトレーニングの場、そもそもあるべき姿を議論する場、そういう場がいかに少なく、潜在的に困っている人が多いのではないか?と思ってきました。
プレゼンの先生方はたくさんおられますが、研究畑出身(研究者のなりそこないで、かつ研究者の息子という得意なポジションをUSPにできないか・・・)の切り口で考えている人はそう多くないと思っています。
これはビジネスパートナーの工作員さんともしょっちゅう議論してきたこと。
そういう意味で、このテーマをいただけたことは本当にありがたいことです。
同会の企画者でコーディネーターの菅野格朗さん、本当にありがとう!
(菅野さんはツッコミュニケーションの経験者でもあります・・笑)
ストーリーの基本は
の3つの視点でお話させていただきました。
フロアの質問、その後のパネルディスカッションでも「プレゼン資料と時間の関係は?」「発表原稿はどうつくるべき?」という発表そのものの質問から、
「うまく話をするには?」「お客様とコミュニケーションをとる方法」など、研究以外のビジネススキルのご質問など、たくさんご質問いただきました。
予想以上の皆様の高いご関心、すごくうれしく思います。
私と同じくパネリストとしてご登壇されたフジ環境サービスの渡部さん(先日、上海で一緒にしゃべった私の同僚と同級生とのこと!)、富士フレーバーの佐々木さんは企業に勤めながら研究発表や論文発表に取り組まれています。
博士論文をとるときのご苦労はそれはそれは身を削る想いだったとの事。
研究者の方々のための支援、という意味でもっともっとできることがありそうだ!と強く再認識した1日でした。
みなさまどうもありがとうございました!
帰りには空港で「一六タルト」を買って帰りました〜
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