コロナウイルスは感染力が非常に強く、脅威であることは間違いないのですが、消毒剤に対する強さという点では少しニュアンスが異なります。
消毒剤に対しては、微生物の中では最も弱い部類に入ります(インフルエンザも同様)。
ですから、やみくもに心配するよりも、しっかりとアルコールを活用した消毒を実行することが大事です!
そんな話を語ってみました(2分でわかります!)
ウイルスは大きく分けて2種類います。
親水性ウイルスと呼ばれるもので、ノロウイルスがその代表例。
もう一つは親油性ウイルスと呼ばれるもので、コロナウイルスやインフルエンザウイルスがそれに相当します。
コロナやインフルのような親油性ウイルスの特徴は、表面を脂質の膜(エンベロープ膜)が覆っていて、このタイプのウイルスのほうが消毒剤に対しては弱いのです。
いっぽう、ノロウイルスなどの親水性ウイルスにはこの脂質の膜がなく、このタイプは消毒剤に対して強い。
そのため、アルコールだけでは十分にやっつけることができず、
1000ppmというめちゃめちゃ濃い濃度の次亜塩素酸ソーダなどの消毒剤を用いることが推奨されています。
コロナは感染力が強くやっかいですが、消毒剤には弱い子なので、しっかりとアルコール消毒をやり切ることで乗り切りましょう!
↓拙著「洗浄と殺菌のはなし」がこの度3刷になりました!
自分でいうのもなんですが、お勧めです・・・汗