手洗いでは、
洗って・ふいて・消毒の流れが大事であることはすでにお話いたしました。
今日はその「洗って」の意味合いについてお話してみます。
2分でわかるので、是非動画を見てみてください。
その際に何を使うか?
ですが、洗うのは「薬用せっけん」がおすすめです。
商品名に「医薬部外品」と書かれているはずです。
いわゆる手洗いせっけんにはもう一つ「化粧品」のものもあります。
どちらも汚れは落とせますが、殺菌や消毒と謳ってよいのは「医薬部外品」です。
(手洗い石鹸ではありませんが「医薬品」はもちろん謳えます)
この薬用せっけんには殺菌できる成分が入っているのでそう謳えるのですが、
コロナウイルスについては、殺菌できる成分ではなく、この薬用せっけんそのものにやっつける効果があることがわかっています。
せっけんや台所で使う中性洗剤はいずれも界面活性剤と呼ばれるものですが、この界面活性剤がコロナウイルスの表面を覆っている脂質の膜を破壊するのです。
そのため、単に汚れと一緒にウイルスを落としているだけではなく、やっつけてもいるわけです。
最後にアルコールでとどめをさせばOKなのですが、ひょっとすると、アルコールの消毒剤が手に入らず、困っている方も多いと思います。
その場合、このせっけんでの手洗いを(例えば2回くりかえすなど)徹底することも対策としてのぞましいのですね。
なので、洗って!を重視して、自分の身を守りましょう!
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自分でいうのもなんですが、お勧めです・・・汗