緊急事態宣言も出て、なにかと非日常な生活になっている方も多いはずです。
でないと宣言の意味がありませんが・・・
さて、その中で充実を図らなくてはならないので、私もいろいろと今までやったことないことに挑んでおります。
それは成長の機会でもあるので、よいのですが、いっぽうでミスを誘発しやすいことも事実。
今、飲食店ではテイクアウト比率を上げていかれるお店も多いと思います。
私も応援したいので、ちょくちょく利用させていただいています。
ただ、これまでテイクアウトを全くやっていなかったところだと、まさに新たな経験。
その注意点を私も監事として所属させていただいている日本HACCPトレーニングセンター
の理事である大西周さんが、動画でわかりやすくまとめてくださっています。
実際に保健所に問い合わせている音声まであってすごくリアルです!!
私も長く食品衛生、食品安全に関わってきて、どんなときに食中毒が起こりやすいか?食品事故(事件)が起こりやすいか?
ある程度の共通項のようなものは感じてきました。
圧倒的に多いのが、イレギュラーな時。
たとえば、
→普段の量を大きく上回る受注があった!
→オペレーションが回らない!
→臨時で応援が入る!
→慣れてない!
→ミスする・・・
(あるいはミスにさえ気づかない・・・)
こんな感じです。
慣れることで、ミスは減るわけです。
また、危ないポイントも予測がつくから未然の防止もできる。
ただ、慣れてないとどんなことが起こるか?予想もつかない。
私の仕事でも普通の研修であれば、3000日くらいやってきたので、だいたいのことは未然に防げます。
ただ、オンラインで研修すればそうはいかないかも・・・
(これから3000回くらい経験できるでしょうか・・・)
そういう意味では、これまで飲食店で即時提供してきた世界で、持ち帰りをすると当然同じことが起こるリスクはある。
私が気になる点は、
・通常の提供ではパッケージがないので、包装材に関してその衛生管理と、ゴムやテープなどの異物混入対策
・加熱調理後食材の取り扱いが重要。加熱調理後、二次汚染を受けると細菌の増殖は大変早い
・加熱済み食品と非加熱食品(例えば生野菜)をトッピングすると細菌増殖は大変早い
なので、
・包装材の管理に気を付けること、
・加熱済み食品の取り扱いでは手袋を着用すること、
・提供時には加熱済み食品と非加熱食品は容器をわけること
などが大事かなと。
そして、持ち帰った後は
あったかいうちに速やかにおいしくいただく!ことですね。
作ってくださった方の心もあったかいはずなので!
基本的にお店で提供されるものは即時喫食を前提としていますし、給食などでも2時間以内喫食が前提ですので。