「うがい」の由来の話をしましたが、今日は
効果について。
2分でわかるうがいの効果です♪
手洗いや手指消毒に比して、「うがい」の研究例は極端に少ないです。
その理由の一つは、前回もお話しした通り、世界でも「うがい」をする国は稀だから。
有名な研究例は、2003年の京都大学の川村先生のチームの例。
この論文が出た時に、誤解も広まって結構議論が紛糾したのですが、結論は「うがいは効果あり」です。
うがいをすることで、しない群よりも 40% 風邪をひきにくくなるという結果です。
その時に、治療薬として用いられるポピドンヨード(茶色い液体。むかしヨーチンと呼んでましたよね)の効果は明確にみられなかったので、
うがい薬は効果なし!という誤解をされることがあったのですが、予防薬には予防薬の意味合いもあります。
それが動画でも出てくる4つの効果。
①(水などによる)洗浄効果
②予防薬による洗浄殺菌効果
③粘膜を強化する効果
④口臭予防効果
です。
特に①について、京都大学の川村先生は
「ウイルスが細胞内に侵入する際に必要なタンパク質を除去する効果がある」
とおっしゃっています。
あと、私個人的には、予防薬の清涼感のある匂いが好きなので、
うがいしたくなる!というモチベーションアップもあるなと思っています。
ただ、薬が手に入らなければ、水だけでも十分意味があります!
うがいでしっかりと対策しましょう!
↓拙著「洗浄と殺菌のはなし」がこの度3刷になりました!
自分でいうのもなんですが、お勧めです・・・汗