みなさま、おはようございます。
スマートプレゼンの新名です。
日中はまだまだ暑い、とはいえ朝晩は多少(あくまで多少ですが・・・)は涼しいかな?と思う今日この頃。
秋はいつごろ訪れてくれるでしょうか?
さて、今週もしっかりフル稼働したいと思います。
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昨晩は兵庫県西宮市某所にて、ある野球の試合を観ておりました。
セ・リーグの優勝が決まった日。
ここではそれそのものではなく、リーダーシップとマネジメントについて考えてみたいと思います。
リーダーシップとマネジメントは車の両輪に例えられます。
リーダーシップを発揮してチームをまとめ、マネジメント力で推進する。
それらの方法に常に正しい、という方法はないと思っています。
また、「誰が担うか?」によってもそれは異なります。
自分自身を知り、自分自身を貫くオーセンティックリーダーシップという言葉もありますから。
ただ、時代の変遷におけるリーダーシップの考え方の中では、
特定の能力を持ったリーダーが絶対的スキルでまとめ上げるスタイルから、
状況に応じた柔軟な対応力を発揮できるスタイルに変遷し、
今の時代では「一緒に考える」スタイルのリーダーに注目が当たっています。
今回の藤川監督のリーダーシップにはこの要素が随所に見られます。
選手の意見を訊く。
東京オリンピックの時には柔道の井上康生監督にもこの要素が見て取れました。
特に若い世代(一般的に言われるZ世代)には強制力よりも、一緒に考える要素が必要ともいわれます。
そこは時代に合っているといえるかもしれません。
もう一つのマネジメントの要素として、今回興味深いのが、「コンディショニング」を最重視したマネジメントであるということ。
その一瞬、一瞬の最適で勝ちにいくのではなく、時にはそれを犠牲にしても、
個々人のパフォーマンスを最大化することを優先する。
これは歴史的に言うと、日本がもっとも苦手とする方法であり、アメリカ的な方法だと思っています。
アメリカンフットボールというスポーツを知ると、それがよくわかります。
ルールそのものがそうなっていて、選手の交代に制限がなく、いったん退いた選手もまた試合に参加できる。
だから頻繁に選手は入れ替わる。
常にベストメンバーのレギュラーが出ているわけではなく、
メンバーが試合全体を通じてベストパフォーマンスで戦えることを優先する。
これは物騒な話ではありますが、アメリカの戦争の仕方そのものでもあるのですが・・・。
そういう意味で、今年の藤川監督のマネジメントの方法は、入れ替えを頻繁に行い、
主力レギュラーでさえ、少し休息を与える。
なかなか日本の、特にスポーツの世界では見られなかった方法かもしれません。
ただ、企業におけるマネジメントも明らかにそちらに向かっているわけです。
つまり働き方改革。
コンディショニングの観点がそこにあります。
ただ、問題はそれは組織としてのパフォーマンスを最大化するためのものである、
という目標の共有がないといけない。
スポーツはここがわかりやすいのですが、企業ではここをしっかりと言語化する必要があります。
このあたりの評価もいろんな角度で分析されると思うので、注視してみたいと思います。
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国政のリーダーは新たな局面を迎えました。
政治には政治の、そして国には国の難しさはあるでしょう。
外との戦いがあり、内への対応もある。
大変なポジションですが、どのようなスタイルのリーダーが次を担うのか?
ここも注視せねばなりません。
そのような環境を気にしながらも、今週も良き週になりますことを!
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