みなさま、おはようございます。
スマートプレゼンの新名です。
比較的暖かかった先週。
今週で1月も終わりですね。
今年はすでに花粉の飛散が始まっているとか。
私は花粉症はないのでわからないのですが、大変そうな話はよく伺います。
早めの対策が重要なようなので、少しでも軽くなられますことを。
さて、今週も元気に参りたいと思います。
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昨日の日曜日は何度か行っている交流会で、海外の若い方から興味深い話を伺いました。
開催が決まったのが急だったので、あまりお声がけできなかったのですが、これはもともと私も知りたかったこと。
一般的に自分のことを客観的に知るのは難しいといわれます。
それは自分自身だけではなく、自分を取り巻く環境も同じ。
自分の環境が他と比べてどうなのか?よくわからない。
昨日はフィリピンのスラム街に住んでいる22歳の方が来日してくださり、いろいろと教えてくださいました。
「スラム」という言葉は国連が定義しているようで、都市部で極貧層が居住する過密化した地区のこと。
衛生状態や水などのインフラの状況、公共サービスが受けられるかどうかなどの条件で決められています。
世界の大都市のほとんどに存在するとのこと。
ただ、彼や彼を呼んでくれた日本の大学生の話を聞くと、スラムの中でもさらに階級の違いがあるそうです。
また、街を歩いていると、スラムっぽくないけど、スラムだったり、見た目だけではわからないこともあるそうです。
もちろん、それをなんとかしようと活動されている団体も多くあり、昨日伺った話ではカナダの団体から支援を受けているとのこと。
ただ、支援には限りがあり、全員が受けられるわけではない。
しかも、正式な行政サービスではないので、主観や偶然で選ばれることも多々あるそうです。
すると、我々の一般的な感覚では「不公平」だと感じる。
でも、彼の話を聞くと、「みんなに等しくチャンスがある」ということ自体が感覚が違うとのこと。
例えば、我々は5人いて、5つ何か選べるものがあれば、じゃんけんで決めたりする。
そのほうが公平だから。
でも彼の感覚ではそれが不思議に感じるそうです。
なんで先に欲しいものをとらないのか?
早くとるのが当たり前。
これは結構、衝撃的なことでした。
私なりの解釈は、ある程度資源があることを前提にしているのか?そもそも資源が不足しているのか?の違いではないかと思いました。
資源が足りていないことを前提にするなら、そもそもみんなには分け与えられない。
するとそこには競争が発生する。
ここに「自分たちの環境の当たり前」がそうでない世界もあるのだ、ということを思い知らされます。
よく日本は資本主義のようで共産主義的なところがあるといわれます。
このあたりが影響しているのかもしれない、と感じた経験でした。
今後、日本がグローバル化していくためには、このあたりの客観視(どちらが良いか悪いかではなく)が大切だと思っています。
そのような特徴を持った「決して当たり前ではない」環境であること。
それを認識することもグローバル化の一つですね。
非常に興味深い話でした。
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2月になると野球界ではキャンプイン。
急に春が近づく印象です。
二月は「逃げる」と言われるので、逃げられないようにしっかり頑張りたいと思います。
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