みなさま、おはようございます。
スマートプレゼンの新名です。
3月になりましたね。
そして少し暖かくなりました。
もうコートは脱いだ方が良いのかな?というような気温。
まだまだ寒の戻りはあるとは思いますが・・・
さてさて、一週間のスタートです。
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24日の月曜日はお台場の有明アリーナまで行っておりました。
ボクシングのWBA世界バンタム級タイトルマッチと、WBC世界バンタム級タイトルマッチ。
現在、バンタムは4団体全て日本人がチャンピオンです。
お目当てはWBCの王者・中谷潤人選手。
今回が30戦目ですが無敗。
モンスター・井上尚弥選手に勝てるかもしれないのはこの選手しかいないとも言われています。
その芸術的な技を見たくて参りました。
予想通りに3Rで完ぺきに相手を封じてのノックアウト勝利。
本当に美しい芸術的技術では、血は出ません。
その前に相手は倒れている。
立とうと思って立てないのではなく、相手選手の顔は「もう立ちたくない」という表情。
対峙した時に相手にそれを感じさせる圧がすごいのでしょうね。
ホンモノはなんでも美しい。
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そして、一昨日の3月1日夜は、大阪で元智辯和歌山高校野球部監督で、現在は名誉監督の高嶋仁先生の講演に行ってきました。
大阪桐蔭の西谷監督に抜かれるまではトップだった甲子園通算68勝。
3度の全国優勝と6度の準優勝。
その経歴からは想像もできない草創期のご苦労話が印象的でした。
奈良の智弁学園を強豪に育てた後、転勤された智辯和歌山では最初の部員はなんと3名だったとのこと・・・
しかも野球未経験者。
奈良からとんでもなく厳しい監督が来るということで、野球経験者は皆辞めてしまったそうです。
ゼロどころかマイナスからのスタート。
しかも智辯和歌山は関西でも屈指の進学校ですから、勉強も大変。
成績が芳しくないと練習に参加できません。
当然、特待生制度もない。
その中で練習で鍛え上げていきます。
今の世の中では受け入れにくい、「きびしさ」の印象が強くなりますが、お話を伺っているとそのベースがちゃんとあると思いました。
信頼関係
これなしにきびしさは成り立たない。
しかも先生が何度もおっしゃっていたのは「高校生はまだ大人になりきっていない」段階だということ。
ここで、ちゃんとした人としての基礎をつくってやらねばならない。
その責任感にあふれていると思いました。
プロに行って成功するのはほんの一握り。
行ったとしても億を稼ぐ選手なんてさらにその一握り。
そうなれなかったとしても、社会人としてしっかりと通用する人の育成をされてきたことがよくわかりました。
他の人がやりたがらないしんどいこと、つらいことを徹底的にやりきる。
それをやりきる人は絶対に誰かが見ている。
そしてやりきることで信頼される。
それは相手に求めるだけではなく、先生ご自身が体現される。
言うだけではなく。
だからこそ信頼感が生まれる。
あと何度もおっしゃっていたのが、「悔しさ」を感じさせることも大事。
それが次へのモチベーションになる。
乗り越えられる人を育てる。
誰でもできそうなことを、誰もができないくらいの頻度でやり抜くと違う世界が見える。
中途半端にやって「効果なんて出ないですね」ということはよく言われます。
プレゼンも同じ。
ちょっとやそっとやったくらいではうまくならない。
伝わらない。
「誰でもすぐにできるスキルを教えて欲しい」
よく言われることです。
でも、そんなスキルなら人の上には行けません。
先生は最初に「高校野球にはコーチングはない。ティーチングしかない。コーチングしてたら卒業してしまう。」
と言われました。
しかし、お話を伺っていると、随所にコーチングもしっかりと使っておられることがよくわかります。
大事なことは「相手をしっかり見て」対応しているかどうか。
褒め方、〓り方にもたくさん触れられました。
ポイントは「本気で相手のために」やっているかどうか。
上っ面ではだめ。
先日のほめ達さんの新聞記事と全く同じ。
そんなことを濃密に2時間聞かせていただきました。
私もかぶりつきで聞かせていただき、質問し、かつ懇親会でも食い下がっていろいろと伺いました。
時間が終わってしまうのがもったいないと思うくらいに惹きつける話術。
これも大いに学びになりました。
やはりポイントは「体験からくる話」かなと。
さ、それをやらなくては。
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年度末で普段と異なる空気感になるこの時期。
新年度への備えもしながら、日々をしっかり過ごす。
体調に気を付けながら頑張りたいところですね。
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