みなさま、おはようございます。
スマートプレゼンの新名です。
三連休でしたので、今週は休み明けの火曜日の配信です。
夏休みにも入ったので、交通機関の混み具合は尋常ではないですね・・・
先週の那覇空港のタクシー乗り場ではこれまで見たことないくらいの人の多さ!
おそらく100名は超える列になっていたと思います・・・
そんなこんなで今週もスタートでございます。
今週は東京から!
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この連休は参議院議員選挙の週末でもあったので、話題はそこに関することも多く。
政治的な話はこういうところでは適切ではないので、それはさておき、プレゼン視点で。
街中でも報道でも多くのスピーチを拝見することがあります。
良い例もあれば、悪い例もある。
興味深いです。
この選挙のスピーチについて興味深い小説があります。
原田マハさんの「本日は、お日柄もよく」 (徳間文庫) 。
原田マハさんは元々は美術の世界の方なので、絵画や美術館がテーマの小説が多いイメージ。
しかし、それ以外の分野の小説も書かれています。
私が最初に読んだのは「総理の夫」(実業之日本社)。
女性初の総理大臣が誕生し、その夫を主人公にしたもの。
映画化もされました。
そこから興味を持ち、行きついたのが「本日は、お日柄もよく」。
テーマは若い政治家がどうやって人の心を動かせるスピーチができるのか?
それを専門家が指導するというお話。
内容は是非読んでいただくと良いと思うのですが、冒頭に以下の十箇条があり、これがなかなか秀逸だなと。
1. スピーチの目指すところを明確にすること。
2. エピソード、具体例を盛り込んだ原稿を作り、全文を暗記すること。※1
3. 力を抜き、心静かに平常心で臨むこと。
4. タイムキーパーを立てること
5. トップバッターとして登壇するのは極力避けること。※2
6. 聴衆が静かになるのを待って始めること。
7. しっかりと前を向き、右左を向いて、会場全体を見渡しながら語りかけること。
8. 言葉はゆっくり、声は腹から出すこと。
9. 導入部は静かに、徐々に盛り上げ、感動的にしめくくること。※3
10.最後まで決して泣かないこと。※4
もちろんビジネスプレゼンとは異なる要素があるので、全てが参考になるわけではありませんが、興味深いです。
※を記載した4項目については、以下の理由で特殊ですが、それ以外はほぼビジネスでも使えます。
※1 一言一句覚える、読み原稿を作る、ということではなく、内容を叩き込む!とご理解いただければ結構です。
※2 これはコントロール不可能なことが多いと思います。
※3 感動については冒頭の「共感」をリマインドし、自身が何を解決したいのか?の熱意とご理解いただければ。
※4 通常のプレゼンではあまり関係ないですね(笑)。
特に6の話し始める際に一拍置き、注目を自分に集める「間」は大事だと思っています。
いきなり話すのではなく、聞き手をしっかり見て、アイコンタクトして一拍置く。
この「間」が使えると、最初だけではなく、途中途中でも使えます。
また、7の「左右を向いて」も大事だと思っています。
特に聞き手が横に広がっている時は左右の両端をしっかりと見る。
全体を掌握する。
全体を見ることができていると、聞き手を掴めます。
視線が届かない領域があると、聞き手からすると疎外感を感じる。
これは是非参考にしたいところですね。
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現在、久しぶりの書籍執筆が大詰めを迎えております。
ま、大詰めを迎えているのは締め切りだけで、内容はまだ道半ばですが・・・汗
特に今までよりもボリュームが多いこと。
内容がプレゼン、交渉、部下力などを総合的に網羅していること。
それだけに苦労はしますが、やりがいはあります。
皆様に届けられることをやりがいに頑張りたいと思います。
今週も良き週になりますことを!
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