みなさま、おはようございます。
スマートプレゼンの新名です。
学校は夏休みに入って街中にもその空気を感じる今日このごろ。
みなさまいかがお過ごしでしょうか。
うちには受験生がおりますので、夏休みと言えども模試三昧ですが・・・
さて、今週も先週に続き東京から!
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昨日の朝は定期的に学びの場をご提供くださっている大阪公立大学の巽先生の「おとなゼミ」。
今回も様々な気づきをいただきました。
今回のテーマは参議院議員選挙でも争点の一つとなった「選択的夫婦別姓制度」。
それに対する考え方の賛否はここでは置いておきまして、あらためて背景、歴史を知る重要性を感じました。
そもそも江戸時代には一般人には苗字を名乗ることは許されていませんから、国民すべてが姓を持ったのは明治以降。
持てるというか、義務化。
その理由は兵籍(軍隊に所属する個人が持つ身分)取り調べの必要上、軍から要求されたからとのこと。
なので義務。
そしてなんと最初は妻の氏は実家の氏を用いることとされていたとのこと。
ただ、そのような指令にも関わらず、妻が夫の氏を称することが慣習化していったそうです。
明治政府のガバナンスも中途半端ですね。
その後、明治31年の民法成立時に「夫婦は、家を同じくすることにより、同じ氏を称することとされる。(夫婦同氏制)」となったそうです。
さらに昭和22年の改正民法にて「夫又は妻の氏を称すること」ということで合意によってどちらかの氏を称する、となったとのこと。
こういう経緯は法務省のサイトに記載されています。
法務省「我が国における氏の制度の変遷」
→ https://www.moj.go.jp/MINJI/minji36-02.html
(意外と、というと失礼ですが法務省のサイトも面白い)
さらに驚いたのは、戸籍制度があるのは(多少の例外を除き)日本のみとのこと。
これはへー!です。
この戸籍制度の背景には、戦時中や戦後の食糧配給も絡んでいるようです。
それに基づいて配給される。
だから生きるためには必要だった。
戦後はGHQとしてはこれを「個人」単位にすべきだと考えていたようです。
今でいうところのマイナンバーですね。
ただし、その当時は紙文化。
個人にすると紙が足らない!!
なので家族単位。
笑い話のような、でも当時の切迫ぶりを考えると笑えない話。
それはそれとして事情は理解できます。
ただ、そのような経緯があって今がある、ということは知っておくべきですよね。
デジタルの今なら・・・
様々なことには経緯がある。
その時の背景によって決まっている。
当時は今のような世の中は想定外。
それを分かった上で判断しなくてはならないとつくづく考えさせられました。
巽先生の「今さら聞けない・・・からイチから学ぶ!ジェンダー講座」があらたに8月から開講されます。
第一回の8月3日は「女性活躍とアンコンシャス・バイアス」
https://gender-seminar20250803.peatix.com/
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是非是非、ご参加をご検討くださいませ!
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〓 ジェンダーという言葉は知っているが、正直なところ中身はよくわからない。
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そんなお悩みをお持ちの方のために
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先週は東京から沖縄に入り、金曜日の夜に戻ってまいりました。
本州各地では雨があまり降っていないので、渇水が問題になっていますが、
沖縄では3つの台風が来ていてまあまあ大変でした。
なんとなくですが、台風の発生場所が日本に近づいていて、発生してから影響がおよぶ時間が短くなっているような気も。
毎年行くコザの街のおでん小町で女将さんと台風の話をしておりましたが、
昔は全く情報がない時代だったので、雲の動きや風の雰囲気で台風対策を立てていたとのこと。
今は情報がある分、良い点もありますが、このような嗅覚は働かなくなっているという話をしておりました。
動物的感覚もリスクマネジメントとして大事ですね。
そんなことを考えながら、アンテナはってまいりたいと思います。
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