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メルマガ「ビジネスは伝わってナンボ!」127号 
職責と人生経験の切り分け

2025年7月7日(月)配信

みなさま、おはようございます。


スマートプレゼンの新名です。


7月に入りいよいよ夏本番。


やや暑すぎではありますが、体調にも気を付けて頑張りたいと思います。


今週は高知での仕事からスタートです。


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先週行った仕事の一つに「異なる世代」をどうマネジメントするか?


というセミナーがありました。


異なる世代としたのは、部下には年上もいれば、若手がいるのが当たり前の世の中なので。


若手向け、いわゆるZ世代対応(そもそもひとくくりにすることが問題ですが)も関心の対象ですが、年上も重要。


その背景にはいろいろありますね。


転職によってそうなったのかもしれないし、昇進の兼ね合いかもしれないし、若手の抜擢人事によることかもしれない。


役職定年によって、これまでの上司がシニアグレードになって形式上部下になることもよくある話。


いずれにおいても上司側が様々な気を遣わなければならない状況です。


ただでさえマネジメントで重たい責任がある中で気も遣う・・・


ケースバイケースですから一概には言えないですが、最大のポイントは


「職責と人生経験を分ける」


ことだと思っています。


私はひょんなことで、27歳の時に90%の部下が年上という異常な状況を経験してしまいました。


望んでなったわけではないですが(笑)


最初は上司というものはすべての要素で部下を上回っていけない、と思ってしまっていました。


勝たなければならないと思ってしまったんですね。


すると当然無理が生じます。


なぜなら人生経験の長さは変えようがないから。


そこに蓋をしようとすると人は離れていきます。


1年間はそれに気づけませんでした。


しかし、あるきっかけでそれを思い知ります。


勝ち負けではない。


むしろ人生経験に対してはリスペクトが必要だし、助けてもらわなければならない。


その上で、職責は職責。


そこは遠慮なく毅然と対応しなくてはならない。


この切り分け。


今、様々なことでこの「切り分け」が大事なのかなと思っています。


認めることと、叱ることの切り分け


異なる意見と同じ意見の切り分け


最終的にはそれを融合する。


いったん別々に考えた上で、融合する。


若手対応もこの要素がありますね。Z世代の特徴は個人の多様性を重んじつつも横のバランスを重視しているので。


この思考を持ちつつ、どう行動できるか。


これからの社会の大事なポイントになると思っております。


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土曜日に北九州でラグビーの日本代表とウェールズ代表のテストマッチが行われました。


この暑さの中、14時キックオフ・・・汗


前半はミスが目立ち、リードを許しての折り返し。


しかし、後半は見違えるようにテンポアップし、動きが鈍ったウェールズから逆転での勝利。


「超速ラグビー」をかかげるエディジャパンですが、後半の修正力はここ最近にはなかった展開に思えました。


スポーツに限らず、どんなことも多くは予定通りには進みません。


その際にプランBがあるかどうか。


それを遂行できるかどうか。


ただ、経済学者の尾崎弘之氏の「『プランB』の教科書」(インターナショナル新書)によると、


プランBは存在しても、それを発動するタイミングと意思決定手段が決まっていないと結局は遂行できない。


最初からそこまで考えたプランでないと絵に描いた餅。


実際、私が経験したビジネスシーンでもこの落とし穴にはまったことがありました。


最後は意思決定を誰もが逃げたがる。


それができるかどうか?がリーダーに問われます。


そんなことを考えながら、今週も頑張りたいと思います。


今週も良き週になりますことを!

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